胃に生息するヘリコバクター・ピロリという菌の正式名称で、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの疾患と関連します。
1960年代より前に生まれた方の感染率は80%と高いのですが、若い世代の感染率はもっと低くなっています。
感染経路は、はっきりしていませんが、口を介した感染や幼少期の生水摂取が原因と考えられています。
ほとんど 5歳以下の幼児期に感染し、母から子への家庭内感染も起こりえますが、大人になってからの感染は多くはありません。 胃カメラを受け、ピロリ菌による慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの診断がついた方は、保険適応でピロリ菌の除菌治療を受けることができます。