<脳ドックとは>
脳ドックは「脳の健康状態」を調べ、脳腫瘍や脳血管疾患リスクなどの早期発見に重要です。特に、脳血管疾患は40~50代で発症リスクが高まるので、40歳になったら一度は受診した方がよいといわれています。
<脳は損傷すると元に戻らない>
脳疾患の多くは脳に血液を送る動脈が詰まったり、破れて出血することによって発症します。この原因になるのが、血管狭窄や脳動脈瘤の破裂などです。
これらの病変は、進行していても無症状であることが多いです。
その結果、脳疾患を発症した際には、患者は症状が突然起こったように感じます。
しかし実際は、長年の生活習慣の乱れなどによって、若い頃から体にダメージが蓄積されていることが関係しています。
2020年度は、脳疾患の発症数は約30万人といわれています。
この年の脳疾患による死亡者数は10万2956人であることから、脳疾患を発症すると約3人に1人は命が助かりません。
脳が損傷してしまうと、完全に元の状態に戻ることはありません。
このように高い確率で死亡や障害につながる脳疾患は、まずは発症させないことが何よりも大切です。そして脳ドックは、この脳疾患リスクの早期発見・早期治療に役立ちます。
<脳ドックの受診が推奨される人>
・40歳以上でまだ一度も脳ドックを受診したことがない方
・高血圧、脂質異常(高脂血症)、動脈硬化などの診断を受けている方
・家族や血縁者に脳卒中になった人がいる、または糖尿病、高血圧の傾向がある方
・飲酒、喫煙の習慣がある方
<当院の脳ドック>
膵臓ドックと同様に、多くの方がご利用されております。
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